県西に「仮称・未病癒しの里」箱根で未病サミット構想も 向笠県議の質問に黒岩知事答える
向笠茂幸県議(下郡選出・自民党)が17日、県議会の代表質問に立った。向笠県議は質問の中で黒岩知事が掲げる『未病を治す』について「まだなじみのある言葉ではない」と指摘。啓発に向けた具体的な取り組みなどを質問した。
知事は答弁の中で県西地区の拠点施設「仮称・未病癒しの里センター」設置に向けて取り組んでいる事を明らかにし、未病をコンセプトにした道の駅構想なども紹介。「アイデアを膨らませたい」と抱負を述べた。県の担当課によると「癒しの里」が県西のどこになるかは未定で、今後具体的に検討するという。
また黒岩知事は国際的観光地である箱根町を会場にした「サミット開催」構想を説明。「国内外からライフサイエンス分野有識者や企業経営者、政府関係者やメディアを招き、未病の産業化の可能性を議論、成果を世界に発信する」と語った。これについて県担当課は「まだ全てが未定。1年ほどをかけて検討を重ねたい」とした。