南仏で40年暮らした堀田さん 真鶴に私設美術館
お林展望公園に向かう途中に3月「堀田高洋画館」がオープンした。館内にはまぶしいフランスの風景や花などを、生命力溢れるタッチで描いた作品がずらりと並ぶ。
堀田高さん(80)は京都出身。武蔵野美大を卒業後、サラリーマン生活を経て36歳の時に渡仏。ルノワールなど巨匠の暮らした南フランス・カーニュを拠点に、40年にわたり絵筆を振るい、日本国内でも個展を開いてきた。数年前に海や山が美しい真鶴半島を知り、転居。「自分の作品を見てほしい、感想を聞くことで創作の意欲につなげたい」と念願の私設美術館のオープンにこぎつけた。現在は土・日・月曜の11時から開館しており、入場無料。40作品を取り替えながら展示するという。
【電話】0465・68・5032