篤志家・大塚実さんが支援 熱海 430m遊歩道完成
国道135号線沿いの熱海・お宮緑地に6日、全長430mの遊歩道が完成した。沿道には青い花を咲かすジャカランタの苗100本が植えられ、早咲き桜や梅園に次ぐ熱海の新名所になりそうだ。ジャカランタは24年前、姉妹都市のカスカイス市(ポルトガル)から贈られ、緑地内にはそのうちの1本が育つ。当日はジョゼ・デ・フレイタス・フェラース駐日ポルトガル大使や、熱海に住む脚本家の橋田壽賀子さんなども加わり、テープカットした。整備を後押ししたのはホテルニューさがみや(伊豆山)の創業者・大塚実名誉会長による多額の寄付。大塚さんは旅行の時にポルトガルで見たジャカランダの美しさに刺激され、遊歩道の構想を膨らませたという。大塚さんは出席者たちに対し「観光地熱海をナンバーワンにしてほしい。頼みますよ」とエールを送った。