湯河原町が相模原でPR 圏央道で呼び込め
湯河原誘客キャラバン予算430万円
湯河原町観光課や観光協会の職員が、15日に県立相模原公園で開催された菖蒲まつりに出張した。町のマスコット「ゆたぽん」も加わり、参加者にチラシを配って湯河原のPRに汗を流した。
活動のねらいは今月28日に一部開通を迎える「圏央道」。首都圏を囲む約300Kmが計画され、県内で走れる場所はまだ部分的だ。28日に八王子〜海老名間が通じることで、接続している東名高速の渋滞緩和や小田原厚木道路の交通量(上下合わせ平均3万台/日)が変わる可能性もある。小田厚を管轄するNEXCO中日本は「大きな影響ない」としているが、夏休みシーズンを前に観光関係者の期待値は高まりつつある。
町はすでに26年度予算で誘客キャラバン委託費430万円を計上。22日には東京都羽村市でのイベントに参加、開通日もさがみ湖ピクニックランドでの開通記念イベントに参加するなど、集中的に湯河原を発信する予定だ。観光課職員は「これまで県北からのアクセスは悪かったが一直線で下れるようになる。これを機に海水浴客を呼び込みたい」話していた。