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31日「湖水まつり」を主催する元箱根観光協会の新会長になった 平井 規之さん 元箱根在住 49歳

公開:2014年7月25日

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湖を遊び尽くした少年時代

 ○…碧い芦ノ湖に映える大鳥居に富士山、いつも目にするこの構図が好きで「1人でも多く、1秒でも長く元箱根に滞在してほしい」と熱心だ。もうすぐ花火で湖が輝く「湖水まつり」。少年時代はお囃子で盛り上げ、青年会時代は祭りに欠かせない灯籠づくりに加わった。年齢も職業も様々な人の輪に囲まれるようになり、最近は若手メンバーを中心に町の活性化にも着手。箱根神社の門前町としての歴史を活かした「神社参道(どおり)」プロジェクトでは、特注のチラシを手折りして配っている。

 ○…箱根小のころは帰宅すると「ただいま」の4文字を言い終わる前に姿を消した。行先は芦ノ湖。ボートを借りて日没までワカサギやマスを釣っていると陸から「早く帰れ」の声が。「はなたれ少年でしたね。何度湖に落ちた事か」。身服をめくるとあちこちに、怪我して縫った跡も残る。小学校でのめりこんだのは「算数」だった。その理由は「答えがたったひとつしかない」という明快さ。毎日与えられた宿題のおかげで算数好きになり、理系進学校だった東海大三高(長野県)へ進学。東海大では風力発電の研究に加わり、実験に明け暮れた。その結果は「風車のプロペラの羽は3枚が効率的」―といった内容。「たまに3枚羽の風車を見かけますけど、実験は正しかったんだなぁ」。

 ○…家業は酒販店。毎日湯本〜湖尻を走り回り、重い酒のケースを旅館に担ぎこむ。手の指は腫れたように太く、身体の各パーツが筋肉質だ。二女の父で、お手本としているのは5年前に他界した父・貞良さん。「頑固一徹で朝から晩まで働いて無口だった。その反動でオレは」。こんな気さくな語り口だから、若手メンバーがとっつきやすい。毎晩こつこつ準備をしながら語り合う。「受け継いだ良さに新しいアイデアを組み合わせたい。地域資源はありますよ」。かつて湖畔を思い切り駆け回った経験者。言葉に説得力がある。

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