真鶴にも「ゆるキャラ」を 子ども議員がデザイン提案…町広報掲載へ
真鶴町で9回目の子ども議会が開かれ、まなづる小学校の5・6年生児童10人が、子ども目線で町の課題を取り上げた。子どもたちは開会前に総合学習の授業で町への思いや希望を出し合うなど準備を進めてきた。
佐々木究議員は「真鶴も『ゆるキャラ』で観光客誘致を。真鶴にキャラがないのはなぜ」と6年生全員で考えたキャラクター案を手に提案した。宇賀一章町長は「よく考えて作っている。ブームがいつまで続くかも見極めねばならないが、専門家達との会議で効果・費用などを相談する。キャラクター案は広報で町民に知らせたい」と答えた。
古川直樹議員は事前に「ショッピングセンター誘致」をテーマに202人にアンケート調査した。95の回答のうち「あった方がいい」は35人、「なくてもよい」が59人で上回ったという。高橋凛議員は「あれば高齢者にとっても便利。旧保健センターを活用しては」と意見を求めた。
これに対して宇賀町長は「人口・道路事情・売上見込みなどの面でも旧センターへの誘致は難しい」。議席からは「駐車場用地がない」など反対が相次いだ。すると町長は「私はできれば作りたい。実は同センター近隣からはコンビニがなくなって困っているという声もある。課題も多いが検討させてほしい」と解決の難しさも示した。