個人の防犯カメラ設置に助成 2市8町で初 湯河原町が10月から
湯河原町が10月1日から個人宅を含む建物への屋外防犯カメラ設置に助成金を出すことになった。
県内の自治体では商店会など団体への助成が多く、個人への助成は珍しい。冨田町長は2期目の目標に「安全で安心な元気あるまちづくり」を掲げており、今年度予算には助成のために150万円を計上している。助成の対象となるのは、町内の家や倉庫、事務所、店などへの設置に要した5万円以上の経費の20%、5万円を限度に助成。個人でも湯河原に住民登録していない場合は助成の上限は2万5千円となる。
映像で得た情報流出はダメ
町では防犯カメラの使い方にガイドラインも設けており「画像保存期間は必要最小限に」「画像から知り得た情報を第三者に漏らしてはいけない」とする一方、捜査機関から求められた場合などは条件つきで提供可能とした。湯河原町では美術館や図書館、町役場などにカメラを付けており、今後も町立の3小、1中学校に設置する予定。地域政策課によると過去に公共施設のカメラ動画を捜査機関に提供した事はないという。