箱根・湯河原・真鶴版
公開：2014年12月19日
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箱根で朝練後、藤沢に通う日々
箱根町湯本の大泉奨さん（18）が所属する藤沢翔陵高校が、今月21日に京都市で開催される全国高校駅伝に県代表として出場する。 同校は４年連続33回目の全国大会出場の名門で、大泉さんは１年の時に７区に抜擢されている。今季は11月に丹沢湖周辺で開かれた県大会で３区を走り、区間２位を記録。念願の全国への切符を手に入れた。「自分達の代で全国出場が途絶えなくてよかった」と笑顔を見せるが、先月、足のけがに見舞われ慎重な判断を迫られている。総仕上げとも言える大会だけに悔しさは隠しきれない。
大泉さんは箱根中学校在学中はサッカー部で、２年生の時に体力作りの一環で参加した県西部での陸上大会で３位を獲得。これを機に学校のグラウンドで自主練を始めるようになり、陸上県大会で６位を獲るなど、長距離にのめり込むようになった。
高校はあえて強豪を選択。入ってみると「周りは中学からバリバリの選手ばかり」。栄養やマッサージなど体のケアにも気を遣う様子は「カルチャーショック」だったという。通学前に湯本〜小田原間を駆け足で往復してから電車に乗り込むせいか「授業は眠くなりますね」。
進路は日体大
箱根駅伝当日は三枚橋で観戦しているが、ランナーたちの足跡をたどるように５区の道のりを小涌園付近まで走り込む。富士屋ホテル横から始まる急坂は特に選手の苦しさが共感できる場所という。進学先は推薦で憧れの日体大に決まった。「素直・感謝、謙虚。先生がくれた３つの言葉が座右の銘です。力をつけたい」。
区間２位だった県大会
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