箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月29日
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箱根湯本から塔之澤の間にある旭橋と千歳橋、函嶺洞門が国指定重要文化財に指定されることになった。箱根町では湯本の福住旅館や曾我兄弟の墓、宝篋(ほうきょう)印塔が登録されており、建造物の重要文化財は4件に増える。これまで土木遺産として知られていたが、改めてスポットを浴びそうだ。
旭橋と千歳橋は県職員の内堀朝治が設計を手掛け、昭和5〜8年に県小田原道路改良事務所(当時)によって造られた。鉄筋コンクリート造りのアーチ橋で昭和初期の技術を示す遺構として評価された。函嶺洞門は関東大震災によって崩落した断崖の落石防護施設。小林源次が設計、同じく同事務所によって昭和6年に建設された。観光に訪れる欧米人を意識し、中国の王宮をイメージした意匠が特長。昨年2月まで使われていたが、隣のバイパス開通により閉鎖された。調査により洞門の真上に落石する可能性が判明しており、今後補強などを検討する予定。
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