箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年5月29日
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箱根外輪山の最高峰、金時山(1212m)の山頂に満月が重なる光景を、湘南天文同好会の長沢正巳さん(59・秦野市在住)が撮影した=写真。
同じように富士山山頂に満月が重なる「パール富士」になぞらえて、「パール金時」と呼ぶこの幻想的な光景は5月3日の午前3時に撮影したものだ。場所は、大井町の酒匂川サイクリングコース。「狭い山頂に月がちょこんと鎮座する様子の撮影には、難しい位置取りが必要でした」という。望遠レンズを構えたのは夜明け前。山頂と満月、空を表現するため、感度と撮影時刻を変えながら別々に撮影して合成する「比較明合成」を使った。
「登山と天体撮影が好きで、よく箱根の山を訪れる」長沢さん。次は大観山から見た星と芦ノ湖の構図を考えているという。