湯河原出身・木部数也さんが企画 「小田原イズム」アリーナへ
湯河原出身の木部数也さん(31)が企画立案する音楽イベント「小田原イズム」が26日に小田原アリーナで開催される。
元々は木部さんが10年ほど前に知人と立ち上げたイベントで、昨年まで会場は小田原市酒匂のライブハウス「姿麗人(しゃれいど)」。5つのバンドグループの競演だったという。それが年に1度に恒例化し、規模も2日間から3日間へと拡大。今回は会場をアリーナへと移し、40以上のバンドが出演するほどに膨らんだ。バンドには県西出身の有名アーティスト「藍坊主(あおぼうず)」のほか、母校・湯河原中学校の美術部員たちも会場内に大型絵画を出品することに。「まさかこんな形で一緒にイベントが作れるとは。いつか自分のCDジャケットなどを描いてもらえたら」と木部さんは話す。
小さい頃から「超お祭りっ子」で、地域の祭りで太鼓を叩いた。湯河原小・中学校時代は町内にあったツタヤに通い、小室ファミリーのCDを繰り返し聴いていたという。
小田原高校時代にバンドを始め、2008年に「ソライアオ」を結成、ライブ活動を重ねながら、これまで3枚のアルバムをリリースしている。今回のイベントでは企画者として、また出演アーティストとしての二役をこなす。「音楽の道に進んだので、しっかり結果を残して故郷湯河原に帰りたい。いつか湯河原小でライブがしたいですね」