箱根・湯河原・真鶴版
公開:2015年12月18日
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世界ジオ加盟が「保留」となった伊豆半島ジオパークの推進協が11月下旬に会見を開き、審査に関わるユネスコが伊豆でのイルカ追い込み漁を指摘していた事が明かされた。
ジオパークは地形にとどまらず、生態系や人々の暮らしなども関連させた考え方。ユネスコには6月までに伊東でのイルカ漁に反対する1万以上の署名が届いていたという。
伊豆ジオ側はユネスコに「現在まで10年漁を実施していない」「今後食用としての漁を一切行わないという意思」や「イルカ漁に対してどのような意見も排除すべきではない」などと記した親書を送ったが、その後伊豆半島の「世界」加盟は見送りが決まった。
ユネスコ側からはその後もイルカ追い込み漁を抑制する「保証」や「地質遺産の国際的な価値の証明」など10点の勧告が送られてきたという。
伊豆半島ジオは、下郡隣の十国峠や伊豆山の走り湯などがジオサイトになっており、箱根ジオパークとほぼ同時期に日本ジオパークに認定されている。