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湯河原沖で孤軍奮闘 春のシラス漁復活 「地元産を知ってほしい」

経済

公開:2016年3月25日

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この日50kgほどを水揚げした三輪さん=18日
この日50kgほどを水揚げした三輪さん=18日

 県内のシラス漁が解禁となった今月11日、湯河原・吉浜海岸を望む沖合でも漁が始まった。福浦港を拠点にする三輪忠弘さん(43歳・運海丸)にとって、春の解禁を迎えるのは今回が初だった。

 湯河原は昭和30年代までシラス漁が盛んだったが、新幹線建設にともなう海浜公園一帯の埋立て以降、衰退した。かつて福浦では畳いわし(シラス)をずらりと並べて干す光景もあった。

 三輪さんはダイビングが好きだったこともあり、35歳の時に和歌山県で漁師の世界に入った。シラス漁などを経験した後に知人の紹介で湯河原に移り、昨年船を購入。昨年の禁漁前に海に出たところ、シラスが入る事が分かったという。

 沖に出ると狙いをつけて大きく囲むように網をはる。シラス漁が盛んな湘南とは違い、三輪さんは一人で網を引き揚げなければならない。荒い目の網は徐々に細かくなり、ネットのような袋に魚が入る仕組みだ。水面に浮かんだ袋は膨らみ、開くと透けたシラスがどっと溢れ出た。

 樽いっぱいになったシラスを小分けにしながら「新鮮な湯河原産を知ってほしいですね」と三輪さん。遠方への販路はないが、直売をツイッターで知らせると心待ちにしている知人などが買いに来るという。 

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