昨年7月の閉館から10カ月を経て、天守閣が生まれ変わった。オープンを間近に控え真白く塗り替えられた漆喰が、鮮やかに青天に映える。
城内の32カ所に耐震壁を配置したことにともない、展示も全面的に改修。1階を「江戸時代の小田原城」、2階を「戦国時代の小田原城」と位置付け、3階は「美術工芸と考古」、4階が企画展示室になっており、最上階には摩利支天像を祀る空間を再現した。
入館料は、15歳以上の個人が500円(30人以上の団体は400円)、15歳未満は個人が200円(団体は160円)となる。通常入館券のほかに、合田雅吏さんや柳家三三さんら「小田原ふるさと大使」のサイン入り限定プレミアムチケットが用意されている(なくなり次第終了)。
記念イベントも続々
新生小田原城を祝し、記念イベントが多数催される。1日から5日(木・祝)は、日没から午後10時まで「デジタル掛け軸」を実施。天守閣の東西2面に100万枚の絵柄が連続投影される。また8日(日)まで、通常午後5時までの開館時間が8時まで延長になる(最終入館は7時30分)。
本丸広場の常盤木門2階展示スペースの一角では、「小田原城 平成の大改修の舞台裏」と題したパネル展を実施。改修工事の経緯や、目玉である摩利支天像の安置空間再現に携わった職人たちの技や横顔を紹介する。9月25日(日)まで、観覧は無料。
天守閣に関する問合せは市城址公園係【電話】0465・23・1373。
1960(昭和35)年の再建以来初めてとなる大規模な耐震改修工事を終え、小田原城天守閣があす5月1日(日)、リニューアルオープンを迎える。午前9時のセレモニーに続き、9時30分から入場開始。
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