箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年6月24日
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湯河原町の別荘で作陶を続ける細川護煕氏(78)が、湯河原の町民大学で「歴史の裏話」のテーマで講演した。細川氏が町の行事に姿を現すのは珍しく、役場庁舎の会議室は210人が詰めかけた。
細川氏は18年前に政界を退き、湯河原町宮上の別邸で創作に励んでいる。現在は週末の湯河原での作陶に加えて都内での襖絵制作で忙しく、近況を「晴耕雨読どころではありません」と語った。講演では先祖代々の歴史をたどり、ルーツが源氏であることや本能寺の変、関ケ原の合戦などの局面と細川家との関わりを解説。江戸時代の細川家の日誌を根拠に「忠臣蔵の日は雪ではなく曇りだった」など、歴史ファンをうならせる裏話を繰り広げた。