箱根・湯河原・真鶴版
公開:2016年12月16日
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「初の女性町長登場が楽しみ」
箱根中学校で12日、山口昇士町長による授業が行われ、3年生75人が町の将来に思いを巡らせた。
「箱根教育」の一環で、今年で9回目。テーマは「将来への羅針盤〜先輩へ聴っくオフ(キックオフ)」とし、町長が就任当初からの課題とする人口減少対策をはじめ、ごみ処理施設や救急車など観光地ならではの負担について解説した。
右下がりの税収グラフを前に生徒からは「なぜ固定資産税が減りつつあるのですか」といった質問も。提言コーナーでは「若者向けイベントを増やしては」「秋のイベントも充実を」といったアイデアも寄せられた。
授業を聞いた邑井若菜さんは「税収が減っている現状が良く分かった。仕方がない部分もあるが、今できる事をできる範囲でやるしかない」と話していた。
「まだ箱根にいない女性町長が将来出てくるのも楽しみ。箱根の宝の皆さんには、授業を真剣に聞いて成長してほしい」。エールを送った町長は給食時間も生徒たちのテーブルに混ざり、時おり箸を休めては「国からのお金もなかなか…」と町政を語っていた。