箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年2月10日
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真鶴町民や民間企業などのボランティアによるお林の調査結果が1月21日に発表され、約1・72ヘクタールにおよぶ調査エリアの樹木の変化が明らかになった。
2015年に実施した場所を昨年末に再調査したもので、半径11mの円形調査エリアを碁盤のように43か所分設定し、一定サイズの樹の幹周りや本数などを記録した。今回は954本分を調査、前回の報告では本数ランキングで1位がスダジイ、2位クロマツ、3位シロダモだったが、今回はクロマツが4本減り、シロダモと入れ替わった。また太い樹の個別ランキングでは昨年7位にクロマツが入っていたが、今年は1位〜10位までを太いクスノキが占めた。発表では樹種ごとの分布についても解説があり、若いクロマツが育つ地域(石広場付近)や、太いクスノキが多い地域(灯明山)なども示された。
町では次年度からお林保全協議会を立ち上げる計画で、今回の結果をもとに、具体的な保全や活用について議論を深める方針。