箱根・湯河原・真鶴版 掲載号:2017年2月24日号

湯河原町子ども会育成団体連絡協議会の会長を務める

村上 裕之さん

湯河原町中央在住 46歳

父親道、全力疾走中

 ○…湯河原町子ども会育成団体連絡協議会。堅めな名称からは想像できない、その会長はGパンが似合いそうで、兄貴のオーラを放つ。普段は電器店を営み、販売や設置のほか「〜のスイッチがつかない」「パソコンの使い方が」といった声を受けて出動している。年配のお客さんが多く「行って良かった」と胸をなでおろす事も多い。朝6時半から駆け回り、日付が替わる頃に帰宅すると好きなビールをごくり、だいたいそのまま突っ伏してしまう。とにかく忙しい中で引きうけた職責のやりがいは何なのか?しばし茫然とした後「やっぱり、子どもの喜ぶ姿…ですかね」

 ○…長男がまだ小学生だったころ、知人に「ちょっと手伝ってくれない?」と声をかけられたのがきっかけだった。子ども会団体の副会長や会長など重責を担っても「前に出ないキャラクターで」とぽつり。協議会は子どもたちがスコップを振るう「砂の芸術祭」など大型イベントも主催するが、ここぞという時はOBの中・高・大学生らが手助けしてくれる。「ジュニアさん、シニアさん」と彼らを「さん」で呼ぶのは、大切な後継者でもあるからだ。少子化や子どもの生活スタイルの多様化など、打ち寄せる波が荒いのはどこも同じ。「大人だって楽しめますよ」と、醍醐味を語る。

 ○…吉浜小出身。小さい頃から家業を手伝い、父と屋根に上ってアンテナ設置を手伝った。父子相伝で器用さも受け継いだのか、プラモデルのバイクを数えきれないほど作った。湯中を卒業後は小田原城北工業の電子科と、進路は家業に一直線。電機メーカーで研修を受けた後、20歳から実家で働き始めた。得意先のご縁で32歳で結婚し、つい3ヵ月前に赤ちゃんが誕生したばかり。「先はまだまだ長いですが嬉しさが一番かな」。仕事の後にお風呂に入れたり朝は長男のお弁当作りと、お父さんの任務は年々多様化。シワではなく笑くぼが、深くなってゆく。

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