箱根中学校出身の田代進さん(22・神奈川大3年)が、12日に伊勢原市で開催された第32回大山登山マラソン(29歳以下の部)で5連覇を達成した。標高差が650mあり、ラストには1610段もの石段を駆けあがる国内有数の過酷なコース(9Km)。昨年よりも4秒縮め、42分26秒でフィニッシュした。
「脚の感覚なかった」
148人による29歳以下の部は、他の各クラスがスタートしたのを見届けて伊勢原駅を出発。田代さんは序盤の市街地からとばし、7Km付近から階段に突入。「一段登るごとに太ももの感覚がなくなった」が、動かない脚を突き動かすようにしてゴールテープを切った。翌日は筋肉痛で歩くのがやっとだったという。
田代さんは二宮高校在学中に陸上を始め、昨年は県の陸上大会5千mを経て関東大会に出場。今年は市町村対抗かながわ駅伝(2月)では箱根町代表として出場し、チームは町村の部3位になった。
普段は自宅近くの国道1号線を走り、秦野や海老名の競技場で仲間と練習を続けている。「階段対策は特にしませんでしたが、毎年出場している慣れもあり、目標通りでした。7連覇を目指します」と意気込む。 今月26日には、湯河原のオレンジマラソン(5キロ)にも出場する予定。
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