箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年5月12日
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大涌谷の町営ジオミュージアムに、先月精巧なミニチュアがお目見えした。
町の依頼で製作を手掛けたのは仙石原の模型職人・坂本敬洋さん(52)。幅30cm、長さ90cmのジオラマには地下から温泉をくみ上げるポンプのほか、火山ガスと水を混ぜて温泉を造成する蒸気井も立っており、噴気に見立てた煙まで出てくる。坂本さんは過去にゴルフ場や建築物の模型なども作っているが、こうした噴煙地は初挑戦。「特にガスで変色した地面は再現するのに苦労しました」。役場関係者に助言してもらったり、現地で撮影した写真を見ながら、約1か月半かけて仕上げたという。