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金時山頂にまさかり立つ 登山者の会が箱根町に寄贈

文化

公開:2017年5月26日

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三角点横に建った標識 奥は従来の看板と金時娘の茶屋
三角点横に建った標識 奥は従来の看板と金時娘の茶屋

 4月の連休初日に金時山山頂に登山者有志の手で新たな”まさかり型”標識(高さ180cm)が建った。

 建立したのは「金時山を愛する友の会」。会長で会社役員の三木英明さん(63・大平台)は、5年ほど前から外輪山を登るうち、他の山々にある標識が金時山にはないことに気づいた。その後金太郎茶屋の常連でもある登山仲間たちと「あったらいいね」という話で盛り上がり、標柱を作るための会を結成。有志で資金を出し合い、企業の協力も得て町に寄贈する構想が具体化。行政サイドへの提案を経て設置が決まった。

 ユニークなデザインは三木さんの知人で登山仲間でもある(株)読売広告社(本社・港区)の関係者が手がけ、素材は木と樹脂の再生複合材を使用。三木さんが役員を務めるハンディテクノ(株)(本社・渋谷区)が製作し、茶屋の関係者や他の登山者仲間などが現地の整地など準備に力添えした。

「三角点」の隣神奈川県側に

 金時山の山頂として知られているのは「天下の秀峰金時山」と書かれた白い看板で静岡県側に建っている。県境でもある山頂の三角点はそれよりもやや高い金太郎茶屋の脇にあり、新しい標柱は4mほど隣の神奈川県側に建った。三木さんは「地元の人間は何度も登れるが、初登山の人や子供たちもいる。曇りで景色が見えない時も、新標識で写真撮影を楽しんでもらえたら」と話している。
 

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