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記者が見た、聞いた、感じた、を伝える あっとほーむデスク 6月9日0:00更新

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 様々な取材に伺うなかで町議会の傍聴前には必ずコーヒーを飲む。答弁や質問は一言一言にボリュームがあり、行政用語が多いせいか、睡魔に襲われるのだ。

 真鶴町議会が今月2日に開いた町民との意見交換会で「どうしたら若者や女性が政治に参加してくれるのか?」という声が出た。若者の政治離れは今に始まった事ではなく、隣の箱根でも本会議や報告会に来る人はご年配の方が多い。真鶴で「休日や夜間に議会を開く」という構想もあるそうだが、ただでさえ仕事や子育てで消耗しているのに、あの議会を傍聴する人はいるのだろうか。後ろから見ていると町長の施政方針の朗読にBGMがあったらとか、一般質問は子どもも分かる紙芝居形式だったらとか、休憩時間に漫才…など、よからぬ妄想が膨らんでしまう。

 議会はここ数年「議会改革」でずいぶん変わった。広報紙は昔に比べ読みごたえがあり、各種団体との意見交換も増えた。議会にキッズスペースを設置したり、録画録音自由化(箱根)など斬新な取組みもある。後は改革の象徴ともいうべき議会報告会が賑わってくれたらと願う。予算書や委員会構成の解説大切だが「町の課題は○○です」「△△のアイデアがほしい」と、ざっくばらんに悩みを語る場であってもいい。スマホでも意見できる形に変えて、本気で助けを求めれば町の若者はきっと汗と知恵をしぼってくれるだろう。

 箱根と真鶴の議会は9月に改選を控えている。東京五輪や過疎化に向きあい、政策提言できるブレーンを選出しなければならない。改革で「開かれた議会」に近づいていれば、4年前より投票率も立候補者数も増えるはず。自分の頬を叩きながら選挙動向に注目している。      (A)
 

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