箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年6月9日
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箱根の森小学校で先月中旬、命の授業が開かれた。授業を考えたのは、同校で図工や書写を教え5月下旬から産休に入った富田理紗さん(29)。それまで妊娠の事を子どもたちに明かさず、授業でジャケットを脱ぐとその下には胎児の絵。子どもたちから驚きの声が上がった。8ヶ月ともなるとお腹の重さで寝返りを打つのも大変になる。そのため同じ重さの水を入れた容器を用意した。妊娠のつらさや大変さを語る一方、胎児のしゃっくりやキックなど、それに勝る喜びも大きかったという。何よりも伝えたかったのは「約280日間、誰もがお腹の中で守られ、愛されて、生まれてきたこと」。富田さんの予定日は7月21日で、生後2ヶ月の頃に命の授業のパート2の構想もあるという。