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ホイッスルの後に香ばしい爆音 元警察官 ポン菓子職人に

文化

公開:2017年6月9日

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 福岡県糸島市出身。子どもの頃はよく年に1度だけ、町にリヤカー引きのポン菓子屋がやって来た。「あの頃のおやつは、野いちごとか桑の実だった。スナックのようなものはなかったんですよ」。材料の米を持ち込んでポン菓子に変えてもらうスタイルだった。定年までは神奈川県警の警察官で、笛を片手に交通畑を歩んできだ。江ノ島の駐在所を担当したり、定年後は免許更新の際の優良運転者講習で講師を務めたこともあった。

 5年ほど前に偶然目にした新聞記事でポン菓子作りを知り、一念発起して機材を購入。最初は金網を付け忘れたまま爆発させたり、失敗続きだった。ポン菓子は爆発だけでは完成しない。味付けの砂糖の溶かし具合や混ぜ具合なども微妙なコツが要る。ほとんど儲からず、イベントの時に呼ばれて出店する程度。爆発後の釜が冷えにくい夏場は休業するしかない。それでも続けるのはお年寄りの「まぁ懐かしい」や「続けてよ」という声が聞けるから。大きな木べらで砂糖をからめながら「僕が小さい頃に食べたのと同じ味だと思うよ」。

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