リニューアルオープン以降の小田原城天守閣への来場者が、7月5日に100万人に到達した。記念の入場者となった小田原市延清在住の古谷なお美さん(36)には、本丸広場で開かれた記念セレモニーで加藤憲一市長から入場証明書が手渡された。
小田原城天守閣は、約10カ月におよぶ耐震改修工事を経て2016年5月1日にリニューアルオープンした。
併せて、1960年の再建後初めて展示スペースを一新し、北条五代を中心にした展示内容がテレビでも取り上げられるなど客足は順調に増加。今年1月初旬にはリニューアル以降の来場者が59万人を超え、年間来場者数の最高記録を53年ぶりに更新していた。
「びっくりしました」と思わぬ幸運に目を丸くした古谷さんは、長男・翔琉(かける)ちゃん(1)と母・湯山敏子さん(65)と3人で本丸広場の猿を見るため来場。天守閣に登ったのは幼稚園以来30年ぶり、リニューアルしてからは初めてだという。
古谷さんには記念品として、天守閣1年間無料パスと北條五代祭りパレード参加権、小田原どん食べつくしペアチケット25杯分なども贈られた。古谷さんは「天守閣からの景色がすごくきれい。展示では北条五代の肖像画が印象に残っている。家族で小田原どんを食べます」と笑顔で話した。
加藤市長は「多くの方に来場いただき1年余りでこの日を迎え、ありがたく思っています。100万人目は一里塚として、小田原の歴史の素晴らしさや奥深さをこれからも伝えていきたい」と述べた。
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