箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年9月8日
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ドイツ在住の絵本作家・原田みどりさん=写真左=がこのほど、真鶴を舞台にした絵本を完成させた。
題名どおりの、ふわりとしたくまたちが、三ツ石やコミュニティ真鶴前などおなじみの街角を歩く。春らしい風景が細かく描きこまれ、その道中に真鶴らしいハプニングも。本には文字や吹き出しのような台詞がなく、読み手の国籍を問わず読み聞かせ方も自由だ。「ふわふわのくま」シリーズは2011年に誕生し、これまでドイツの街を舞台にした作品(朝日新聞出版)なども出ている。
原田さんは10年ほど前にJR線の車窓から見た真鶴の風景に惹かれ、降り立った。港まで坂道などを歩きながら町が一目で好きになったという。その後東京にも日帰りで行ける立地という事もあり、隣の湯河原町吉浜に3年ほど前まで暮らした。第二の故郷のような真鶴は「ドイツに移住した後も突然お邪魔しています」。本は書店で流通していないが、通販サイト(https://spike.cc/shop/YYYLLC)などで購入できる。※近隣での購入可能場所は次号で紹介