神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

ゆがわらハロウィン2017の実行委員長 小林 和正さん 湯河原在住 42歳

公開:2017年9月22日

  • X
  • LINE
  • hatena

ぶ厚い胸で受け止める

 ○…湯河原っ子たちが心待ちにする「ゆがわらハロウィン」は今年で3年目。凝りに凝った仮装コンテストが見ものだが、裏方や会場運営スタッフたちはステージを見るチャンスはほとんどない。「いつか見たいと思っていた舞台が、審査員として見られる」と目を細くした。商工会青年部がゼロから作り上げたイベントは当初「ハロウィンとは何か」という正解のない議論から始まり、時には熱のこもった言い合いもあった。「次の実行委員長」の指名を受けたのは前回の打ちあげの時。先輩たちの苦労を何度も見てきた分、すぐに首を縦にふれなかった。

 ○…目玉となる仮装の参加者は昨年、人集めに苦戦。前回賛否両論だった舞台上のパフォーマンスをやめ、より参加しやすく仮装のみのコンテストに軌道修正した。手作りイベントゆえに手間暇はかかる。取材中も携帯に仲間からはメールや電話、これ以外にLINE上で無数のやりとりも。「何かあればすぐ報告」とコミュニケーションをいとわない。誰もが仕事や家庭をもち、それらとは別に汗をかく。だからこそ準備の後には必ず飲みに出るという。「馬鹿みたいに仲間とで話してね。最後は『楽しかった』と締めくくりたい」。

 ○…実家は理容店だったが、20歳の頃にたまたま近所の石材会社に就職し、修行を経て6年前に独立した。お墓の建立の際は施主と打ち合わせを重ね、故人の趣味や思い出を盛り込みながら設計図を引く。いつか聞いた「ありがとう」の一言がやりがい。「一般的に儲かる仕事の方が良いのかもしれないけれど、人の気持ちを形にして、感謝してもらえるんですから」。ずっしりとした腕や肩は、石相手の日々に鍛えられて逞しい。趣味はバイクなのに肝心の車体を買わず、大型免許を更新するばかり。「憧れのハーレーにまたがって、地元の椿ラインを駆ける」。自分の夢は頭の片隅に、いまは自分以外の笑顔の事で頭がいっぱいだ。

箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

前野 和子さん

手製の布ぞうりが中米コスタリカの大使館内に展示された

前野 和子さん

真鶴町岩在住 77歳

4月19日

DJ MIDORIさん

エフエム熱海湯河原 開局20周年イベントに出演した

DJ MIDORIさん

湯河原町在住 27歳

3月22日

梅原 雄蔵さん

被災地ボランティアとして東北に通う

梅原 雄蔵さん

湯河原町土肥在住 71歳

3月8日

吉田 幸恵さん

箱根温泉おかみの会会長を務める

吉田 幸恵さん

箱根町湯本在住 61歳

2月22日

後藤和彦さん

湯河原みかんグルメ&スイーツサミットV2の「オレンジメンチ」を考案した

後藤和彦さん

湯河原町土肥在住 50歳

2月8日

守屋 セイさん

足柄下郡3町唯一の助産院で院長を務めていた

守屋 セイさん

湯河原町門川在住 91歳

1月25日

あっとほーむデスク

  • 5月1日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 1月25日0:00更新

箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2019年5月1日号

お問い合わせ

外部リンク