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連載 地域医療の発展に【10】 胸の痛みは血管のせい? 取材協力/小田原循環器病院
「胸が痛い…」。恋もしていないのに…!?胸の痛みは命に関わることかもしれない。狭心症や心筋梗塞などの「虚血性心疾患」について、循環器内科の山崎健司専門医に話を聞いた。
―先生、恋もしていないのに胸が痛いです。
「私達の心臓は絶えず動いていますが、心臓も栄養を受けてないと動けません。心臓の周りに張り巡らされ、栄養を供給しているのが冠動脈という血管です。ここに異常が起きると狭心症や心筋梗塞に陥ります」
―その異常とは?
「冠動脈に血が巡らないこと。主な原因は動脈硬化。血管内部にコレステロールの堆積物が突出し、血液が通る道が狭くなったり、詰まってしまうと、心臓に栄養が行き渡らなくなります。運動をしたときに、胸が痛くなったり、苦しさ、息切れなどはありませんか。血流不足で心臓が動けず胸が苦しくなるのですね」
―動脈硬化ってよく聞きますが何が原因ですか?
「動脈硬化の危険因子は主に高血圧、糖尿病、高コレステロール、喫煙等です」
―私は3つ該当だ…
「このどれか1つでも当てはまれば危険があります。健診で数値が高かったり、胸の苦しさを感じたら大事に至る前に一度相談してみて下さい。また、私たちは『家族歴』を積極的にみます。患者さんの親や兄弟に狭心症や心筋梗塞の罹患があれば、先に挙げた危険因子に当てはまらなくても、発症しやすいです。現在は以前と比べて医療機具や薬も進化しています。詳しいお話はセミナーの時に」
小田原循環器病院 医療法人邦友会
神奈川県小田原市矢作296−1
TEL:0465-48-7211
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