箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年11月17日
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湯河原町が6日の総合教育会議で、来年度から小学校3〜6年の英語の授業を増やす案を示した。
学習指導要領に基づき、今の5・6年生は音声を中心に外国語に親しむ「外国語活動」が年間35時間行われている。2020年からの新学習指導要領では、この「活動」が小学3年生からの必修へと前倒しされ、さらに5・6年は英語が他の算数や理科など同じ「教科」に格上げとなり、年70時間になり、中学校で教えられている過去形表現などにも触れるようになる。
湯河原では2020年に向けて授業を段階的に増やすため、移行途中の2018年度については各学年とも授業数を15時間ずつ増やす方向だ。箱根町や真鶴町は1年生からALT(外国人の指導助手)を活用した授業を行っていることもあり時間数の変化は少ないが、新要領の示す規模へと段階的に調整されそうだ。英語が拡充される分、教える側も指導の幅を広げなければならない。湯河原ではALTを活用する方針で、小学校の教員と中学校の英語教員の意見交換も定期的に開いているという。