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135号線 根府川合流しばらく様子見 平日の混雑は緩和か、土日は以前と同じ慢性渋滞

社会

公開:2015年4月10日

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 国道135号線・根府川合流部の工事により渋滞が激化した問題で、先月18日に県土木センターが緩和策となる工事を実施した。

 県警が信号調整などで緩和を図っていたが、これに加えて135号の小田原から真鶴方面への下りをノンストップ化し、県道(根府川駅方面)から真鶴方面への右折を禁止した。

 県土木センターの交通調査によると、18日(水)の工事当日は特に渋滞が確認されず、20日(金)は交通事故が原因で渋滞が発生、25日(水)は上り信号待ちの車が200mほど連なる程度だった。土日は3月28日(土)が、伊豆方面に向かう車で3・3Kmほど渋滞、29日(日)は石橋を先頭に東京方面に帰る車で6・6Km渋滞。いずれも合流部とは別の場所を先頭に渋滞した。同センターによると、20日の交通事故による渋滞以外は特に苦情も寄せられていないという。4月以降は交通調査を継続的に行い、新たな緩和策は導入せず様子をみる方針。

 

記者の目


 県による渋滞調査は日々の記録ではなく、部分的な調査に過ぎない。仕事や通院などで135号を使う湯河原・真鶴町民の間には「対策は不十分」という声がくすぶっている。本当に緩和したのか、さらなる渋滞対策の実施も含め、慎重に見極めるべきだ。

 土日の渋滞は続いており、迂回路として工事中の広域農道(小田原〜湯河原)は開通の見通しが立たない。圏央道・西湘バイパスからの流入増も見込まれる。今後も観光客を大渋滞の列に招くのか、ターンパイクやJRなどの代替ルートに誘導するのか、議論があってもいい。

 一方で今回の整備後、米神地区の細い市道を渋滞の抜け道にする車は減った感がある。かつては猛スピードで車が走り、「危なくて子どもと歩けない」「曲がり角が多いのに」という地元の声もあった。

 視点を変えれば別の課題が浮かび上がる。渋滞は根府川だけでなく、真鶴駅前も深刻だ。町・県はこれまでどう動いてきたのか、どんな解決を目指しているのか、住民にかみ砕いた説明をしてほしい。
 

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