箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年4月21日
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湯河原町吉浜の(有)成田建築の工房に、今月上旬木製のマスやイワナがずらりと並んだ。作者は同社で働く妻倉美尋さん(58)。建材の端材を組み合わせ、ノミや彫刻刀などで削りだしたもので、歯やヒレも付いている。生き生きとした色合いや尾のうねりなどは、本物を釣った時の記憶を再現した。妻倉さんは北海道出身で地元の川に通い、90cmほどの鮭を釣った事も。「剥製と違って色あせない」と15年前から作り始めた。これまで50個以上という作品の一部は、地元飲食店にも飾られている。