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五輪までに北側接続目指す

文化

公開:2017年11月17日

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着工から21年「広域農道」

 小田原市入生田の地球博物館横から山側のヒルトン付近を通り、湯河原の幕山に至る延長17Kmの「広域農道」。21年前に工事が始まり、断続的に10Km分がほぼ完成し、7Km分が未完成となっている。農業振興や地域資源活用、災害対策のほか、海側の135号線の渋滞緩和への期待も寄せられてきた。

 当初はもっと早期に全線開通する構想だったが、今も事業予算の半分を負担する国補助金が見込み通りに下りず、全線開通がいつになるのかは不透明だ。

起伏激しい地難工事続き

 今年度の施工は600mほど。特に北側(石橋・米神)では集中的な工事が行われている。地図上は入生田からヒルトンのある根府川の開通まであとわずかに見えるが、現場はアップダウンが激しく土を盛り上げたり逆に削ったりという難工事の連続。最近は工事用通路を増設して施工地点を増やした。県担当課は「五輪までに北側だけでもつなげたい」と話す。湯河原側の現場も新たに幕山公園近くの橋などが形になってきた。交差点との接続や舗装が済んでいないため、車が走行できるようになるのは来年度以降という。

 現地を歩くと開通しないまま延々と続く路面もある。舗装に押し寄せるように雑草が生い茂り、所々で海の絶景が望める。取材中に出会った猟友会の男性は「イノシシが増えた」。別の農家の男性は「広域農道ができれば有難いが、耕作放棄地も多い。後継ぎ問題の方が深刻」と話していた。21年間での農家の数など、沿道の変化は計画には反映されていない。
 

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