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小田原〜仙石原間高校通学の利便性向上目指す 始発と最終、区間延長を模索

社会

公開:2017年12月15日

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仙石案内所バス停の始発便(6時15分)5人の乗客はいずれも制服姿だった
仙石案内所バス停の始発便(6時15分)5人の乗客はいずれも制服姿だった

 箱根町の高校保護者の会が要望しているバスの増発などについて、箱根登山バス(株)が朝晩の一部区間延長を目指して調整を続けていることが分かった。町議会での議員質問(5日)をうけ、町が経緯を説明した。

 バスで小田原など町外の高校に通う生徒のうち、仙石原在住は63人で宮城野は26人。中には海老名や藤沢に通う生徒もいるが、現在のダイヤでは通学圏や部活も限られるのが実情だ。例えば帰宅最終便は「小田原駅」21時10分発で「仙石案内所」着が21時52分。これに合わせて下校すると、学校滞在時間はおのずと限りが出てくる。保護者の会と町教育委員会は昨年、朝晩の桃源台方面発着便の増発やダイヤ調整などを同社に要望していた。

 同社によると、始発と最終便の「仙石案内所前」発着を約2Km先のススキ草原前の「仙石高原」まで延ばせないか検討しているという。延長が叶えば、仙石原の高校生が暮らす地域をほぼカバーできる見込みで、通学利便性が向上する。

 今後は試走試験を予定しているが、一方で課題もある。終点のUターン場所を新たに確保しなくてはならず、現在も繁忙期で「通常のバスでもお客様を運びきれない時がある」(同社)。試走試験などの余裕もすぐには生まれないという。こうした課題を乗り越えた後に、運輸局の認可に向けた協議や手続きが待っている。実現へのステップはまだ先が長そうだ。
 

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