桜漬け 摘み取りはじまる 桜湯・和菓子などで全国に出荷
食用の八重桜で、全国シェア7割以上の出荷量を誇る秦野市。約130軒の農家が2500本の八重桜から特産の「桜漬け」を加工している、市内千村の頭高山で4月22日、今年も満開となった八重桜の摘み取りが始まった。
摘み取り初日は、千村若竹会加工部の栗原増雄代表をはじめ5人が、枝からこぼれんばかりに咲いた花を一つひとつ摘み取った。
午前6時から夕方まで行われたこの日は、約70kgの八重桜を収穫。八重桜は栗原代表の加工場に運ばれ、樽のなかで梅酢と塩を加えた後、全体にまんべんなく行き渡るように手で丁寧に揉み返して、仕込み作業を行った。
同部によると「昨年の猛暑で、咲くのが5日から1週間ほど遅かったのですが、今年も昨年と同じ400kg程の出荷が見込めそうです」と話す。摘み取りは4月中で終わり、仕込みを終えた桜漬けは、早いもので1カ月程で製品としてできあがるという。
秦野市の「八重桜の塩漬け」は、神奈川県が認定するかながわの名産100選に選定されており、祝いの席の「桜湯」など、全国で使用されている。
また、桜漬けは、秦野駅前の名産センターや、秦野市農業協同組合の農産物直売所「はだのじばさんず」などで販売されているほか、市内で販売されている「はだの八重桜の里アイスクリーム」や、スパークリングワイン「千村」、饅頭「みなせの桜」、カップケーキ「さくらの小径」などの商品にも使用されている。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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