大根小が机と椅子を提供 福島県に60セット
大根小学校(井上哲夫校長)が机と椅子を福島県へ寄付し、5月20日(金)にその搬出作業が行われた。
福島県では、福島第一原子力発電所事故の影響によって避難している児童の机と椅子が不足しているという問題があがっていた。そのため福島県教育委員会が各都道府県教育委員会に対して、机と椅子の提供を呼びかけた。神奈川県教育委員会が県内各市の教育委員会へ通達。まとまった量の机と椅子を寄付出来るという条件で情報を集めた結果、大根小学校と逗子市の沼間小学校が選ばれた。
大根小から寄付された机と椅子は、小学校低学年(1、2年生)用、中学年(3、4年生)用が各30セット。福島県が指定した、猪苗代町と磐梯町の小学校3校にそれぞれ振り分けられ、運ばれた。
机や椅子と共に、大根小生徒による寄書も福島県へ送られた。子どもたちは「この椅子や机を使って楽しく勉強してほしい」といった声を寄せた。井上哲夫校長は「被災地の子どもたちが落ち着いて学習できる環境になることを願う」とコメントした。
今回の搬送には、県教育委員会の依頼を受けた(社)神奈川県トラック協会が無償で協力した。
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