「生きることの大切さ」学ぶ 南中学校で福祉講演会
生徒たちに命の重さの理解を深めてもらおうと南中学校(米山和久校長)で6月9日、福祉講演会「感じよう、一人一人の命の重さを」が行われた。
この講演会は今年で6回目。最近4年間は「生きることの大切さ」をテーマにしている。全学年が対象で、各クラスによって講師やテーマが異なっている。
3年4組では中井町のピースハウス病院でボランティア・コーディネーターとして働く志村靖雄さんが「それぞれの命の重さを実感し、命を大切にする」というテーマで講演。クラスには福祉職に興味がある生徒もおり、志村さんの「生は偶然、死は必然。命はかけがえのないもの」という話に真剣に聞き入っていた。志村さんの福祉講演会への参加は4回目。「難しい話だけど、生徒は若い感性で真剣に受け止めてくれたと感じる。話して良かった」と振り返った。
3年3組の教壇に立った池田幸枝さんは、市保健福祉センターに勤める保健師。人形や卵を用いて赤ちゃんの抱き方や泣き止ませる方法を指導した。「生きているだけで100点満点。皆3kg程度で生まれてきて、今はこんなに大きくなった。自分を大事に出来る人は周りも大事に出来る」との話に、思わず涙ぐむ生徒も見受けられた。池田さんは「参加は2回目。生徒さんとの関わりでこちらも元気になる」と話した。
講演を聴いた生徒からは「毎日の過ごし方が変わりそう」「赤ちゃんは弱い存在なのだから、大人が大切に守ってあげなくちゃと思いました」などの感想が上がった。
各クラスの担任は「理科の生物の授業などとの繋がりもあり、子どもたちの理解を深める手助けになったと思う。命の重さは難しいテーマだが、これからの生き方を考えるきっかけになるはず」と分析した。
同校では福祉講演会の事前学習として、道徳の時間に生命尊重の授業を行った。また、3月11日の東日本大震災の資料をもとに、命の重さを学習。生徒が自分たちに出来ることの決意を記入したメッセージカードを、各クラスで掲示している。「学校全体で命について考え、より良い学校環境を作っていきたい」と同校は話している。
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