立野緑地 ヤマユリが見ごろ 山野草会が保護活動
大輪の花を咲かせる「ヤマユリ」と高橋会長（7月16日撮影）
市内南が丘丘陵にある立野緑地で「ヤマユリ」が見ごろを迎えている。同地で山野草の保護活動を行っている「立野緑地山野草会」によると、今月末まで花を楽しめるという。「ヤマユリ」は県の花にも指定されている。
立野緑地山野草会（高橋廉二会長・19人）は、同地周辺の地域住民を中心に構成されたボランティア美化団体。貴重な山野草や自然保護を目的に平成21年12月に設立、毎月１回朝早くから樹林の下草刈や遊歩道の清掃活動をしている。
活動地域の周辺には、ヤマユリ以外にも園芸店等で高値で販売されている貴重な花々が数多く群生し、心無い人たちによって盗掘が相次いでいた。他にも、宅地開発や市から委託を受けていた清掃業者が草刈り機で雑草と一緒に花を切断してしまい、みるみる花が少なくなったという。同会では注意喚起の看板を製作し、活動日以外にも見回りを強化。今では少しずつ花数も増加し、四季折々の花木を楽しめるようになった。
同地にはオニシバリやウラシマソウ、エビネ、アマナ、フデリンドウ、キンラン、ギンラン等の珍しい花が年間を通して50種類ほど咲いている。昨年の今頃には県の絶滅危惧種に指定されている「マヤラン」も初めて発見されたという。
高橋会長は「立野緑地には、貴重な自然がたくさん残っている。私欲のために花を切らないでほしい」と呼びかけている。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281／そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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