里山を中心に吸血被害が増えているヤマビルの対策として7月25日、北公民館で地域住民を対象にヤマビルの研修会が開催された。農業組合や観光団体関係者以外の一般市民を対象とした研修会は、今回が初の実施となる。
秦野市では豊富な地下水に配慮して、落ち葉かきや里山整備など薬剤を使わないヤマビル対策を実施している。しかし、ニホンジカやイノシシに付着したヤマビルによって生息地域が拡大し、担当の市環境保全課には以前から市民向け研修会の要望が寄せられていた。
そこで同課では、平成17年からヤマビル調査を依頼しているヤマビル研究会の谷重和氏を講師に招き、環境に配慮した薬剤の紹介やヤマビルの生態などを解説。質疑応答の時間には「血を吸われたらどうしたらよいのか」「犬や猫もヤマビルはつくのか」など多くの質問があがった。同課では「他の地域でも開催していきたい。ヤマビル対策ガイドも配布しているので、周知を続けていきます」と話した。
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