秦野 人物風土記
公開日:2012.02.04
関東管区地区少年補導功労者の表彰を受けた
宮村 俊男さん
北矢名在住 66歳
「若者のために」誓いを胸に
○…少年補導員を務めて34年、周囲からは”なくてはならない存在”と評されているが「世のため人のために。それが心の支えになるんです」と本人は穏やか。少しでも地域の役に立ちたいという思いで臨んできた。
○…1964年、日本青年海外派遣団の一員として世界を巡った。直行便などない時代、船や小型飛行機を乗り継いで巡り出会った人や未知の世界、人生で一番強烈だったという思い出は今も鮮やかに甦る。帰国時の報告会で天皇陛下に、これからこの経験を元に日本の若者のために尽くすと誓い、その思いの炎を現在も胸に灯し続けている。「普通は忘れちゃうでしょ。まじめなんです私は」と声を出して笑う。
○…数多くの役職や肩書を持つが、本業は農業。天気の良い日には江ノ島や相模湾まで一望できる畑でみかんなどを育てている。若い人にもっと農業の楽しさを知って欲しいと感じており、地元小学校の農業体験を受け入れることも多い。現在後継者として親戚の若者を育成中。「農業が大好きって言ってくれる子でね。将来が楽しみです」と成長が嬉しくて仕方がない。
○…趣味は旅行。昨年は派遣団から40年ぶりに台湾へ行き、感慨深かったとしみじみ。忙しくなかなか時間は取れないが、「今まで支えてきてくれた妻と共に船で世界一周旅行」という夢のため、着々と準備を進めているという。毎日の楽しみは、疲れた時の”ぐっと一杯”。健康管理として毎日ビール1本までと決めており「やっぱりまじめなんです」と笑う。
○…補導員の定年は70歳。現在は後進の指導を中心に活動している。長く続けてこられた秘訣は、健康と派遣団の時の”誓い”、そして何より仲間に恵まれたことが大きいと振り返る。「活動は大変だけれど、若者のために、という皆の連帯意識が力づけてくれるんです」。これからもこの想いが胸にある限り、活動を続けたいと笑顔を見せた。
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