秦野産の落花生が収穫の最盛期を迎え、かながわブランドの農産加工品である「うでピー」の生産が、今年も8月17日から始まった。市内平沢にあるJA全農神奈川秦野綜合工場では、9月上旬までJAはだの職員が、連日加工にとりかかる。
今年は、落花生の畑が天候の大きな影響を受けなかったため「出来は上々」とのこと。JAはだのでは、昨年とほぼ同じ、約12トンの出荷を見込んでいる。
工場では、市内約400軒の生産農家から集まった落花生を水洗いし、塩水につけ、圧力釜でさやごと茹でる。茹であがると工場内は香ばしいにおいと蒸気に包まれる。粗熱をとった落花生は瞬間冷凍され、豆の甘みを引き出した「うでピー」は、乾燥したものとは違ったおいしさだという。
早生種の落花生を若もぎして塩茹でした「うでピー」は、農家が昔おやつとして食べていたもの。茹でることを秦野では「うでる」と言うことから名付けられた。全国の人に味わってもらおうと1989年に商品化され、市内ではJAはだの特産センター秦野店・渋沢店、じばさんずで購入できる。JAはだのでは「出荷は若干遅くなりましたが、品質は例年並みに良いものができました。多くの人に秦野の味を楽しんでいただきたい」と話す。
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