飯野正永さん 全日本で農水大臣賞 花卉(かき)の装飾技術競う大会
全国の生花店で働く人がフラワーアレンジメントや花束の技術を競う「第33回全日本花卉(かき)装飾技術選抜選手権」が21日、東京ドームで行われ、市内渋沢で生花店フローリストせきどを営む同店のチーフデザイナー・飯野正永さん(32)が2位にあたる農林水産大臣賞を受賞した。
これはアレンジメントや花束を制限時間内で製作し、花屋として必須な技量を競う大会。全国から選ばれた約20人が出場した。
東京ドームで行われたファイナル前の予選は「力」をテーマに花束とアレンジメントを製作。飯野さんは4人グループの中で1位となり、ファイナルへ。飯野さんは「花束の評価は高かったと思う。もう最高の出来でした」と振り返る。らんを中心に春の花で彩られた作品は、花の特性である色合いや、茎が長いものは長いまま使うといった花の素性を大切にしたという。
ファイナルには各グループを勝ち上がった4人が肩を並べ、「あつまれば力」をテーマに結婚式などの祝いの席で飾られるテーブルデコレーションの課題に挑んだ。「時間配分に苦しんだ」といい、飯野さん自身の予想では「4人中最下位」だったが、結果は堂々2位。飯野さんは「力を入れたデザイン性やテーマから連想される表現力などが評価されたのでは」と話した。
同選手権には3年前にも出場し、当時は3位。前回よりも良い評価を得た。
選手権の数日前は世界らん展があり、同展にも作品を出展。日中は生花店の仕事をしながら、頭は2つの大きな大会のイメージ作りで一杯だったという。
らん展の結果は思うように振るわず、その4日後に選手権を控えていたため「気持ちが1度奈落の底へ落ちた。でも、切り替えて全日本に臨んだ」という。
飯野さんは「正直、ファイナルに残れるとは思ってなかった。2位という結果は『優勝するのにはまだ早い』と課題を示されたと捉えています。挑戦的なデザインをしてもブレない確固たる基礎力をつけ、次は1位になります」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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