被災地でそば打ち 渋沢の栗原さん
手打そば・くりはら(渋沢)を営む栗原孝司さんが3月11日、東日本大震災の被災地・福島県川俣町の山木屋(やまきや)地区を訪れ、仮設住宅暮らしをしている人たちに手打ちそばを振る舞った。
栗原さんは、同県飯舘村の専業農家から「震災直後からの被災当事者の感じ方」を聞く機会があり、仮設住宅で生活をしている多くの高齢者は「すでに福島の事を忘れられているのでは」と感じている人が多くいると知った。直接コミュニケーションを取り少しでも喜んでもらえればとの思いから出発を決めた。現地では、数食分のそばをその場で打ち、仕込み済みを合わせ約30食を振る舞った。
そばを食べた人たちからは「までいに打ってくれて嬉しい」と声を掛けられた。”までい”とは、東北地方で使われている方言で、「手間暇を惜しまず」や「丁寧に」「心をこめて」などの意味を表す。栗原さんは、「この”までい”は自分も学びになった。現地に行ったことで言葉が胸に響いた。被災地を忘れることなく、これからもつながりを持ちたい」と話した。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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