消防と警察が合同訓練 山岳救助の連携強化
秦野市消防本部と秦野警察署の山岳救助隊の隊員約20人が2月18日、同本部訓練場で合同の山岳遭難救助訓練を実施した。2機関のみで行う合同訓練は初。
登山者の事故や急病などの際に、迅速かつ安全に救助ができるよう連携を強化することが目的。当日は、登山中に転倒し、傾斜地を滑り落ち負傷した登山者を救助する想定で訓練が進められた。高さ8mほどの訓練塔からロープを張り、応急処置を施した負傷者を高所から低所へ担架を滑らせて救助し、救急車に乗せるまでを訓練した。
また、装備品や救助資機材などの使用に関する共通認識を持つために、今回は同署が持参した担架などの確認もされた。
両救助隊は「今後も連携強化や救助技術の向上などを図り、安全で確実、迅速な救助活動を目指したい」と話している。
登山者カードの提出を
両救助隊の2013年の出動件数は39件。2014年は1件(2月17日現在)。
同隊では「体力や経験にあった計画を立て、登山者カードの提出を忘れずに。また、危険なルートが紹介されている雑誌などがあり遭難につながる恐れもあるので、安易な登山は控えて」と呼びかけている。
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