第47回県中学校柔道大会新人戦で西中学校柔道部を顧問として勝利へ導いた 加藤 致知(むねさと)さん 曽屋在住 30歳
熱心に、力強く
○…指導中に見せる厳しい眼差し。会話中に部員生徒の笑顔を誘うユーモア。メリハリのある指導で、入学時初心者だった部員をも勝利へ導く。昨年の県大会に続き、2月の初めに行われた県の新人戦でも団体戦5位入賞。個人戦では部員2人が優勝するなど、確かな結果を残した。
○…実家は道場。幼い頃から柔道は身近な存在だった。高校・大学と寮生活をしながら柔道の選手として練習に励み、大学卒業後は大根中学校で、幼い頃からの夢だった体育教師に。新任当時は若さとエネルギーが満ち溢れ、つい指導が厳しくなった。そして、「こうしなくては」という気持ちを上から押し付けていると気づく。子どもたちにとって何が一番大切なのか、自分から前向きに動いてもらうにはどうしたらいいのか…。悩みながら、先輩教師を見て多くを学んだ。真剣に考えるうちに、有名な指導者の著書を読み、研究することが趣味になった。
○…西中学校へ赴任したのは5年前。それからずっと柔道部の顧問を務めてきた。まずは柔道の楽しさを知ってもらうことに重点を置くことにした。「部員のやる気を刺激できれば」と、格技場の壁に技の解説や母校ラグビー部の新聞記事などを貼った。試合後には、選手の努力を誉め、照れくさい褒め言葉も文面で伝えるようにした。そんな環境で、部員たちは自発的に練習量を増やし、去年、県大会で秦野勢初の団体戦3位入賞を果たした。今では、柔道部の生徒から「面白くて、熱心な先生」と慕われている。「生徒たちには、柔道の精力善用、自他共栄という精神を日常で実践し、他者のために動ける人になって欲しい」と願う。
○…柔道の師匠でもある父と共に年1回昇段試験を受けに行く。現在は5段。現役時代のようにはいかないが、年3回、大会にも出場する。ひたむきに前を見つめ、人に支えられながら、進んできた柔の道。その追求はこれからも続く。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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