神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2014年3月27日 エリアトップへ

高橋昇さん(立野台在住) 嶽神社にお囃子太鼓寄贈 「子どもたちに伝承を」

公開:2014年3月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
拝殿の前で奉納太鼓を演奏する子どもたち
拝殿の前で奉納太鼓を演奏する子どもたち

 秦野市立野台在住の高橋昇さん(71)が、お囃子太鼓一式を地元の嶽(たけ)神社(西大竹281の1)に寄贈した。同社拝殿で3月22日、お披露目を兼ねた奉納太鼓が地域の子どもたちや西大竹太鼓連(菊地佐助会長)のメンバーによって演奏され、力強い音が境内に響き渡った。

 同太鼓連は、20代から80代までの約30人が活動しており、地域の子どもたちに祭囃子などを指導している。高橋さんは現在も太鼓連に籍を置き、会長を務めたこともある。

 同社にはすでにお囃子太鼓一式が揃っていたが、もう一式欲しいとの声が以前からあったという。また、高橋さんの孫も太鼓を習っていることから、「子どもたちにお囃子の伝承をしてほしい。太鼓が世代をつなぐ役目になれば」と寄贈を思い立ったという。

 太鼓連のメンバーに寄贈の相談をしたのは昨年12月上旬。思いを知ったメンバーはすぐさま同社の大庭忠衛宮総代に話を通し、高橋さんの代わりに太鼓制作を注文した。

 太鼓の引き取りは、週末の積雪が残る2月16日の大安。皮張りなど太鼓の完成に立ち会うために、注文した海老名市にある太鼓店にメンバーが出向いた。一つひとつ皮にビスが留められるのを見届け、大太鼓1つと小太鼓2つから構成されるお囃子太鼓一式を受け取った。

 その後、3月22日に出雲大社相模分祠(平沢1221・草山清和宮司)でお祓いが行われ、奉納となった。

 運ばれてきた真新しい太鼓を前に、子どもたちからは自然と笑みがこぼれた。奉納太鼓の演奏をした高橋幸利君(12・西大竹在住)は、「いつもと違う音。皮が張っていて音が響き渡る感じ。バチの弾みも違って、叩いていて楽しかった」と話した。

 高橋さんは当日、太鼓の音を聞くことはできなかったが、その時の子どもたちの様子をメンバーから聞き、とても喜んでいたという。菊地会長は、「とても感謝している。末永く大切に使わせていただく」と述べた。

 今回の寄贈で、嶽神社にはお囃子太鼓が2式揃った。4月12日(土)の例大祭に向けて、子どもたちが練習に励んでいる。

秦野版のトップニュース最新6

能登に1200万円寄付

秦野市自治会連合会

能登に1200万円寄付

239自治会から募り

3月29日

かながわブランドに

はだの葉ニンニク

かながわブランドに

加工品販売開始でPRへ

3月29日

母校でドラム演奏

生徒とセッションも

母校でドラム演奏

3月22日

公私園小の連携強化

秦野市

公私園小の連携強化

乳幼児教育センター新設

3月22日

自治会員が「とくし丸」誘致

下大槻団地

自治会員が「とくし丸」誘致

買物難民を支援

3月15日

家賃千円で被災者支援

福嶋さん鈴木さん

家賃千円で被災者支援

北矢名のアパート1部屋

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook