秦野版 掲載号:2015年3月5日号

秦野市初

視覚障害者に交通教室 社会

誘導赤十字奉仕団が企画

横断歩道の渡り方を再確認する場面
横断歩道の渡り方を再確認する場面
 秦野市誘導赤十字奉仕団(八木澤珠江委員長・メンバー27人)が2月25日、神奈川県内でも珍しく、市内では初となる視覚障害者と介助者を対象とした交通安全教室を市立堀川公民館で実施した。

 交通安全教室は、昨年千葉県で発生した視覚障害者と介助者が横断歩道上で車にはねられるという死亡事故を受け、同赤十字奉仕団が改めて事故防止の勉強会を開いたほうがいいと企画した。

 依頼を受けたのは、秦野警察署安全教育担当の安藤洋樹巡査長。幼稚園から企業、高齢者などに交通安全教室を行っているエキスパートだ。しかし、視覚障害者向けは初めてで、「どのような言葉で説明をしたら分かりやすいか」を考え、視覚障害者の支援を行っている県ライトセンター等の関係団体に指導を仰ぎ準備を進めてきた。

 当日は、視覚障害者と介助者約30人が参加。安藤巡査長が前面に立ち、大きな声でゆっくりとした口調で、神奈川県や秦野市内の交通事故状況、同教室を開催するきっかけとなった千葉県の交通死亡事故等を説明。続いて、道路を通行する際には白杖等の携帯が道路交通法で規定されていることなどに触れ、「皆さんの安全のためにも、また他の人に目が不自由だということを示すためにも携帯を必ずお願いします」と呼びかけた。

 講話の次に、安藤巡査長と市くらし安全課の職員が協力して、道路横断の方法を再確認してもらうための実技指導等を行った。

 質疑応答では、視覚障害者の男性から音響式の交差点は市内にどれくらいあるのかと質問があがった。安藤巡査長が「市内には193の交差点に信号機があり、そのうち音響式は14交差点で駅前に集中している」と回答すると、参加者からは「少ないな」とため息が漏れる場面もあった。講座を終え多くの参加者は、「とてもためになる時間だった」と話した。

「手を差し伸べて」

 市誘導赤十字奉仕団は、1997年に誘導ボランティアとして設立。視覚障害者の依頼に応じて、買い物やコンサート、散歩、トレーニングジム等の外出に同行する。同団体によると市内には、視覚障害の程度が1級、2級の人だけでも300人以上がいるという。「まちで白杖を持って困っている人を見かけたら、何かお手伝いすることがありますかと声を掛けて下さい。その一言がとても嬉しいのです」と話している。

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