神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
秦野版 公開:2015年4月23日 エリアトップへ

蓑毛に「御師」の灯籠 観光ルートに4カ所新設

文化

公開:2015年4月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
緑水庵に設置された灯籠
緑水庵に設置された灯籠

 かつては大山詣の参拝者が宿泊する「御師(おし)の里」として知られ、歴史的建造物なども残る蓑毛地区に、このほど4基の灯籠が設置された。大山を中心とする観光振興事業「平成大山講プロジェクト」の一環。整備した秦野市観光課では、歴史的な特性を活かして観光振興につなげたいとしている。

 秦野、厚木、伊勢原市では大山を中心とした観光振興事業「平成大山講プロジェクト」を共同で進めている。

 同プロジェクトでは「癒し・スピリチュアル」「自然・眺望満喫」「歴史・自然体感」などをテーマに、大山地域を巡るルートを設定。蓑毛地区は、一帯の歴史的建造物や自然などを巡る「御師の里めぐり」としてそのひとつに定められている。

 石の灯籠は、御師集落の特徴のひとつとされる。新設されたものは高さ2m強で、同地区の「御師の家」に現存する灯籠などを参考に作られた。設置場所は、自然観察施設緑水庵や蓑毛バス停の近くなど4カ所。暗くなるとセンサーで自動的に点灯し、幻想的な雰囲気を演出している。

 灯籠の設置と同時に、「御師の里」の案内板も2カ所に設置された。案内版には、江戸初期に幕府の寺社統制により大山から蓑毛に移り住んだ等の御師の説明や、周辺のみどころマップが記されている。

 地域住民らで地元の魅力を広く知ってもらおうと活動している「蓑毛地区活性化対策委員会」の事務局・猪股義晴さん(66)は、「蓑毛の往時の面影を残せるということで、灯籠の設置はありがたい。案内板で『御師の里』の地域をはっきり示してくれたことも、蓑毛に来ていただいた方に説明しやすくなった」と話している。

 灯籠の設置の事業費は、設置費用を含めて約260万円。

御師の由来などを示した案内板
御師の由来などを示した案内板

秦野版のトップニュース最新6

能登に1200万円寄付

秦野市自治会連合会

能登に1200万円寄付

239自治会から募り

3月29日

かながわブランドに

はだの葉ニンニク

かながわブランドに

加工品販売開始でPRへ

3月29日

母校でドラム演奏

生徒とセッションも

母校でドラム演奏

3月22日

公私園小の連携強化

秦野市

公私園小の連携強化

乳幼児教育センター新設

3月22日

自治会員が「とくし丸」誘致

下大槻団地

自治会員が「とくし丸」誘致

買物難民を支援

3月15日

家賃千円で被災者支援

福嶋さん鈴木さん

家賃千円で被災者支援

北矢名のアパート1部屋

3月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月27日0:00更新

  • 10月20日0:00更新

  • 10月6日0:00更新

秦野版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

4月に綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

4月に綾瀬で初公演 文化秦野市

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

秦野版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook