公共サービス 広域で連携 ハイキングで観光PRも
秦野市、中井町では近隣市町を含む連携の中で、スポーツ施設や図書館の相互利用の協定を結んでいる。それぞれの施設を有効活用して市民、町民の行政サービスの向上を図ることが目的。また、豊かな自然、伝統風土といった魅力を、両市町にまたがるハイキングコースなどで、地域住民や観光客へPRする取り組みも行っている。
スポーツ施設相互利用21カ所
陸上競技場、テニスコート、プール、体育館など21のスポーツ施設は、秦野市、中井町、二宮町の在住・在勤者であれば相互利用が可能だ。1市2町で2008年に協定が締結された。これにより、1市2町の人は施設を市・町内利用者と同額で利用できる。
それぞれの施設に個別に利用登録が必要で、予約はインターネット上にある県の施設予約システムで行うことが出来る。
もともと町民とその他の地域からの利用者の料金に差がない中井町営のパークゴルフ場は、年間約11万人が利用している。開かれた体制をとることでスポーツを通じた地域交流の一翼を担っている。
図書館蔵書合計約54万冊
図書館利用では1997年に秦野市、中井町、大井町で協定を結んだ。秦野市、中井町では、市立図書館(蔵書約49万冊)、中井町立井ノ口公民館図書室(約2万8千冊)と、農村環境改善センター図書室(約2万5千冊)があり、それぞれの施設で利用カードの登録(要在住または在勤または在学資格)をすると、両市町が有する蔵書約54万冊を閲覧、借りることできる。
秦野市立図書館には現在、1千人近い中井町の人が登録。また、秦野市の約250人が中井町の図書室に登録している。同町教育課の話によれば「ネット予約はできないが他市町で予約待ちの新刊人気小説などを求め、『穴場』として来室される方が多い」という。
その他、図書館の広域利用として、西は足柄上郡、北は相模原市、東は大和市、南は大磯、二宮町と計18の自治体と連携している。
5月にはみかんの花咲くハイキングコース
秦野市、中井町、大井町、松田町からなる1市3町広域行政推進協議会は、2012年度から2014年度にかけ、構成市町を通る3つのハイキングコースを設置した。
秦野総合高校バス停から震生湖を通り、中井町のみかんの丘を抜け、大井町のいこいの村あしがらまで行く「みかんの花咲く里山コース」は全長12Kmのコース。ハイカーにわかりやすいよう、同協議会では冊子を作成し、また、同コースに12個の道標を設置している。コース中にある中井町の五所八幡宮は1157年に日本五大八幡の1つとして創建され、誉田別命(15代応神天皇)を主祭神として祀っている。同町半分形にあるみかんの木には、5月中下旬に白い花が咲き、ハイキングに彩りを加える。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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