震生湖南側の土地(秦野市今泉1788)で計画されてきた太陽光発電(メガソーラー)の建設が始まった。5月25日には地鎮祭が行われ、事業主の株式会社関野建設の関野義一社長らが建設の無事を祈念した。
関野秦野第2太陽光発電所と名付けられたこのメガソーラーは、震生湖南側に広がる1万9000平方メートルの土地に、およそ5000枚のパネルを敷き詰める計画だ。6月15日から工事が始まり、2016年1月30日の完成をめざし工事が進められる。同発電システムの出力は1240kW(1・2メガワット)で、4560世帯分の電力を賄えるという。建設にかかる費用は3億5千万円。本体工事は関野建設が請け負い、関電工が電気設備の工事を実施する。1kWあたり42円で東京電力に売電する契約で、年間の売電金額は5180万円を見込む。初期費用や維持管理費などがかかるため15年ほどで黒字化させたいとしている。また、市民の憩いの場となるような施設や遊歩道などを設けたいとしている。
工事開始前に地鎮祭を開催
建設に先立ち5月25日には地鎮祭を開催。関野氏は「東日本大震災以降再生可能エネルギーへの期待が高まった。大災害の発生が懸念される中、市民の役に立つ施設を設けようとメガソーラーを設置することにした」と趣旨を話した。また、この日参加した黒川雅夫副知事は「県では分散型の地産地消の再生可能エネルギー整備に向けた取り組みを進めている。今回秦野にこうした施設ができたことは、県としても期待している」などと話した。
同社では既に菩提に太陽光発電所(面積4300平方メートル・出力250kW)を完成させ、売電を開始している。さらに長野県南箕輪村でメガソーラーを建設するほか、秦野市内にさらに1カ所、太陽光発電を建設する意向という。
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