静岡県西伊豆町の川岸で7月19日に発生した電気柵の感電事故を受け、はだの都市農業支援センターが21日と22日、電気柵の点検を実施した。職員が、法令の設置基準を満たしているかなどを現場で直接チェックして、安全性を確認した。
電気柵は、電線に微弱な電気を流し、それに触れて驚いたイノシシやシカなどがその後近寄らなくなる防除効果を狙った設備。
今回の点検の対象は、2006年度以降に市の補助を受けて市内6農業生産組合(大倉・森戸・谷戸・峠・柳川・菖蒲)が設置した電気柵。主に山に近い畑の周辺に設置され、総延長は11・3Kmになる。
点検項目は、「電気用品安全法の基準を満たした設備か」「電牧器(断続的なパルス電流を発生させるもの)の設置および正常作動しているか」「注意喚起の看板が見やすいところにあるか」など。電圧計による通電状況のチェックや目視で点検した結果、全ての設備で異常無し。一部の道路に面している電気柵には注意喚起の看板を増設した。
市内農業生産組合の電気柵の電源は、菖蒲以外の5組合がソーラーパネルやバッテリーを使用。電線から電気を引いて入る菖蒲の設備では、法令で定められている「漏電遮断器」の設置もあらためて確認した。
獣害防止用電気柵はホームセンターや通信販売でも販売されており、個人が設置したものも市内にある。 同センターでは「正しく使用されている電気柵の電流は微弱で、仮に触れてしまっても身体に大きな影響は無い」と説明。「獣害対策にとても有効な手段。引き続き適正な設置と管理を、農家に呼び掛けていきたい」と話している。
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田原ふるさと公園野菜直売研究所0463-84-1281/そば処東雲0463-84-1282 https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_tawarafurusatokouen.html |
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